仙波糖化、ミニ調整終え、底入れを試す

株式

2019/12/26 15:55

 仙波糖化工業<2916.T>は、直近高値(671円、12月18日)からのミニ調整を終え、底入れを試す動き。

 天然色素最大手の同社は、カラメルで国内4割のシェアを維持している。供給は筆頭株主の東洋水産<2875.T>向けが多い。

 カラメル製品は、天候不順の影響で飲料向けなどが弱含みで推移する半面、乾燥製品類は、国内の粉末茶や粉末調味料などの自社商材の好調が続いている。組立製品類はヘルスケア関連製品の受注が好調に推移。冷凍製品は、国内の冷凍和菓子が順調に拡大し、中国のデザート関連製品の落ち込みを吸収する。

 利益面では、研究開発費の負担増を、合理化で吸収する。物流費の上昇が一服していることも寄与する。

 株価は、割安なバリュエーション(予想PER9倍台、PBR0.8倍台、予想配当利回り年2.3%台)が下支えする。

 26日終値は、前日比3円高の653円。

提供:モーニングスター社

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