<市場の声>三井住友DSアセットマネジメント―市川雅浩シニアストラテジスト

株式

2020/1/6 8:32

 トランプ米政権による空爆でイラン革命防衛隊ゴッズ部隊のソレイマニ司令官が殺害されたことを受け、年明けの金融市場に混乱が広がっている。円高や米株安を背景に、東証の大発会に当たるきょう6日の日経平均株価は大幅に下値を探る展開となりそうだ。

 シカゴ先物の推移を参考にすると、日経平均は19年末比で500円近く下げてから落ち着きどころを探る動きが想定される。米国とイランの武力衝突を織り込む市場関係者はまだ少ないだろうが、それでも回避できると見極められるまではリスクオフムードが優勢になるだろう。

 日経平均は目先の下値メドとしてひとまず75日移動平均線(19年12月30日時点で2万2842円)が意識され、2万3000円割れも想定される。一方、この下げが押し目となる可能性もある。

提供:モーニングスター社

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