<市場の声>中東情勢で短期警戒、中期トレンドは崩れず:松井証券―窪田氏
2020/1/8 9:26
松井証券・窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト
米軍の駐留するイラクのアルアサド空軍基地がイランから攻撃を受け、株式市場でリスク回避の動きが広がっている。中東情勢の緊迫化により、短期的には株価のボラティリティが大きい展開が続きそうだ。ただ、原油価格が高騰しない限りは日経平均株価が大崩れするリスクは低いとみられる。
きょう8日は日経平均が前日比で500円安超値下がりするなどリスクオフムードが高まり、ドル・円も再び1ドル=107円台に突入した。目先は米国とイランの対立の動向をにらんだ値動きの荒い相場となる覚悟をする必要がある。
一方、中期的な株価のトレンドが崩れる可能性はまだ高くないと思われる。中東情勢を踏まえて、各国の金融当局が緩和姿勢を強める方向で対応することも想定される。ただし、イランがホルムズ海峡の封鎖に踏み切るなどして原油価格の指標が100ドルを超えるような水準まで上昇する場合は、インフレ懸念から金融緩和にも動きにくく、株価の下げを防衛する手立てが失われる恐れがある。
提供:モーニングスター社
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