太平洋工が続伸、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」・目標株価1800円に引き上げ

株式

2020/1/10 16:54

 太平洋工業<7250.T>が続伸。東海東京調査センターでは9日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)に、目標株価を1750円から1800円に、それぞれ引き上げている。

 トヨタ向けプレス事業およびタイヤバルブ事業の好調で、会社側が業績予想を上方修正したことから、「アウトパフォーム」に引き上げるとしている。11月以降の株式市場では、中国市場でのTPMS(タイヤ空気圧監視装置)の装着義務化を契機に同製品の拡大を過度に期待する見解が支配的だったことから、その恩恵が期待に及ばなかった点を嫌気されていたものの、同社の強みは世界トップシェアのタイヤバルブの収益性の高さと、超高張力鋼板をはじめ軽量化に対応できる多彩なプレス技術の高さにあり、TPMS期待の剥落後の株価水準は投資に魅力的と思われるとコメントしている。

 同証券では業績予想を上方修正、連結営業利益について、20年3月期126億円(前期比22.2%増、会社側計画は100億円)、21年3月期140億円、22年3月期150億円と試算している。

 10日の終値は、前日比55円高の1519円。

提供:モーニングスター社

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