高炉株が一斉反発、大和証は日本製鉄など格上げ

株式

2020/1/14 9:08

 日本製鉄<5401.T>やジェイエフイーホールディングス<5411.T>など、高炉株が一斉に反発した。大和証券が10日付でセクター判断を「中立」から「強気」に変更したうえで、個別株のレーティングも引き上げている。

 同証券は高炉セクターについて、低調な需要と各社の生産能力増強を背景にアジアでの鋼材需給の緩和が当面継続するとみる一方で、構造改革や値上げによる将来的な利益水準、ROE(自己資本利益率)への株式市場の期待値は高まると判断している。

 個別のレーティングは日本製鉄とJFEをいずれも5段階中3位の「3」から2位の「2」に、神戸製鋼所<5406.T>を4位の「4」から3位の「3」に引き上げた。目標株価は日本製鉄を2100円(従来1400円)、JFEを1800円(同1300円)、神戸鋼を600円(同500円)とした。

 14日の株価は日本製鉄が前週末比2.4%高の1683円、JFEが3.3%高の1474円、神戸鋼が1.9%高の586円まで買われている。

提供:モーニングスター社

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