15日の債券市場見通し=5年国債入札をこなし堅調な展開か

債券

2020/1/15 8:32

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)151.70円-152.10円、長期国債利回りマイナス0.010%-プラス0.100%

 15日の債券市場は、財務省が実施する5年国債入札をこなし、堅調な展開か。

 前日の米国債券市場は上昇した。19年12月のCPI(米消費者物価指数)が落ち着いた伸びになったことが買い材料となった。米政府が「発動済みの対中追加関税を11月の米大統領選まで据え置く」と米通信社が報じたことも買いを促した。

 国内市場でも買い先行でスタートしそうだ。市場では、「米イラン間の過度の緊張が緩和したとはいえ、イラン国内世論が不安定化している。約8カ月ぶりに1ドル=110円台に乗せたドル円についても、一段のドル高円安を見込む参加者は少なく、持続的な債券売り材料としては力不足に見える」(銀行系証券)と指摘する。

 日経平均株価が下げ渋れば、円債の上値は重くなりそうだが、5年国債入札は波乱なく通過しそうで、円債をサポートしそうだ。

提供:モーニングスター社

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