半導体製造装置株の物色に注目、国内証格上げ刺激、台湾TSMC決算も控え

株式

2020/1/16 8:22

 きょう16日の株式市場では、半導体や同製造装置株への物色気運が強まる可能性がある。みずほ証券による主要銘柄の投資判断引き上げや、午後に控えた台湾TSMCの決算への期待が追い風となりそうだ。

 みずほ証は15日付で、東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>、アドバンテスト<6857.T>のレーティングをそれぞれ「中立」から「買い」に引き上げた。目標株価は東エレク、ディスコが3万円で、アドバンテストは7500円。いずれも同日の終値を13-20%上回る水準だ。

 一方、日本時間の午後には、半導体ファウンドリー(受託生産)世界最大手のTSMCが19年10-12月期決算を発表する。事業環境を見極めるうえで重要な同社の四半期収益に加え、設備投資の動向が日本の関連銘柄にとっての大きな焦点。TSMCは19年の設備投資計画を過去最大級の140億-150億ドル(中央値で約1.6兆円)としていたが、20年も高水準が維持されるのかが注目される。

 このほか、主な関連銘柄は時価総額が大きい順に日立ハイテクノロジーズ<8036.T>、SUMCO<3436.T>、レーザーテック<6920.T>、SCREENホールディングス<7735.T>、アルバック<6728.T>、東京精密<7729.T>、CKD<6407.T>、ローツェ<6323.T>、山一電機<6941.T>、TOWA<6315.T>、ヤマハモーターロボティクスホールディングス<6274.T>、イノテック<9880.T>、タツモ<6266.T>、サムコ<6387.T>、マルマエ<6264.T>など。

提供:モーニングスター社

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