アイフリーク、技術者増加で成長力強化へ―下期巻き返し、3期ぶり黒字浮上

株式

2020/1/16 16:16

 アイフリークモバイル<3845.T>は安値圏から離脱の動きを示しており、今後の回復に期待だ。

 同社はスタンプ、デコメール、絵本アプリなど、スマートフォン向けコンテンツ配信を手掛ける。20年3月期は上期業績が赤字だったものの、通期では大幅増収・黒字化を見込んでいる。

 上期の連結業績は売上高6億5900万円(前年同期比20.3%増)で増収だったものの、営業損失は1億2500万円(前年同期実績3500万円の損失)だった。投資を先行し、チャットにウォレット機能を搭載したアプリ「Challet」の新バージョン開発や、人員の採用・育成に努めた。

 下期には投資の効果が出て、通期業績は売上高22億800万円(前期比86.0%増)、営業損益1200万円の黒字(前期実績3億5500万円の赤字)で、3期ぶりに黒字化する見通しだ。

 一方、1月1日付でシステムエンジニアリングサービスやIT技術者の人材育成を行うリアルタイムメディア、リアリゼーションの2社を完全子会社化し、これにより同社は700人ものエンジニアを抱えることになった。今後、新サービスの開発力が強化されるとともに、将来的な成長期待も膨らむ状況だ。

 16日の終値は、前日比4円安の211円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ