<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年実質GDP伸び率見通しを2.31%増に上方修正

新興国

2020/1/21 11:15

 ブラジル中央銀行が20日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した中銀の20年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比伸び率2.30%増から2.31%増に上方修正された。1カ月前の予想は2.28%増だった。また、21年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは149週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の3.58%上昇から3.56%上昇へと改善方向に上方修正された。上方修正は3週連続、1カ月前の予想は3.60%上昇だった。21年の見通しは前週予想の3.75%上昇に据え置かれた。据え置きは58週連続。

 20年末時点の政策金利見通しは前週予想の4.50%に据え置かれた。据え置きは8週連続となった。一方、21年末時点の見通しも前週予想の6.25%に据え置かれた。1カ月前も6.25%だった。次回2月5日会合時点の見通しも前週予想の4.25%に据え置かれた。据え置きは11週連続。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=4.04レアルから4.05レアルに引き上げられた。1カ月前の予想は4.10レアルだった。21年末時点の見通しは前週予想の4.00レアルに据え置かれた。据え置きは9週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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