(再送)新型コロナウイルス対策、小津産業やエアーテックなど買い先行、下方修正のキングジムも切り返す

株式

2020/1/30 9:38

 新型コロナウイルスの感染者が日本でも増え、29日には新たにバスガイドの女性が肺炎に感染していることが確認された。また、発生源の中国・武漢から帰国した複数の日本人の感染も明らかになった。株式市場では関連株の物色が根強く続いている。

 バスガイドの女性は、武漢からの訪日客が搭乗したバスのツアーでガイドを勤めていた。先に感染がわかっていた男性バス運転手と同乗していたという。一方、同日に武漢から帰国した男性2人と女性1人も、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと報じられた。

 30日の株式市場では新型コロナウイルスの予防を意識した動きから、不織布の小津産業<7487.T>や空調の日本エアーテック<6291.T>、除菌製品の大幸薬品<4574.T>、マスクのシキボウ<3109.T>などに買いが先行している。また、マナック<4364.T>やアゼアス<3161.T>、重松製作所<7980.T>といった折からの人気銘柄も急騰。医療用衛生材料の川本産業<3604.T>はカイ気配となっている。

 自動手指消毒器を手掛けるキングジム<7962.T>は、29日に20年6月期の業績予想を下方修正したことで売りが先行したが、906円(前日比1.1%)と小幅安の水準まで切り返している。

提供:モーニングスター社

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