中外薬が上場来高値更新、「タミフル」が新型肺炎に有効?、タイ保健省発表

株式

2020/2/3 9:13

 中外製薬<4519.T>が上場来高値を更新した。タイで新型コロナウイルスによる肺炎の治療法が見つかったと伝わり、インフルエンザ薬「タミフル」が有効だとの見方が買い手掛かりになっているようだ。

 タイ保健省が2日に、エイズ治療薬「ロピナビル」と「リトナビル」、インフルエンザ薬「オセルタミビル」を混合して投与した重度の新型肺炎患者から、同ウイルスが消失したことを記者会見で明らかにしたという。オセルタミビルはスイスのロシュが手掛け、商品名「タミフル」で知られる。日本では中外製薬<4519.T>が販売している。また、沢井製薬<4555.T>が後発薬を発売している。

 中外薬は前週末比3.3%高の1万1640円まで買われ、好決算を受けて付けた1月31日の上場来高値1万1365円を更新した。沢井製薬もプラス圏で推移している。

提供:モーニングスター社

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