昭電線HDが急落、通期の営業利益予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2020/2/4 14:07

 昭和電線ホールディングス<5805.T>が急落。3日引け後の決算発表で、20年3月期の連結営業利益予想を上方修正したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比90円安の1283円まで値を下げている。

 20年3月期について、予想売上高は従来の1730億円から1700億円(前期比4.0%減)に減額したが、営業利益を73億円から80億円(同20.5%増)に引き上げている。売上高は、「電装・コンポーネンツ事業」の電気機械向け等の巻線の需要低迷や銅価の影響等により計画未達となる見通しだが、利益面は「エネルギー・インフラ事業」の建設関連向けや電力インフラの国土強靭化対策、再生可能エネルギー向け需要が引き続き堅調に推移していることが押し上げに働く見込み。20年3月期第3四半期累計(19年4-12月)は、売上高1293億4400万円(前年同期比1.9%減)、営業利益67億8000万円(同50.0%増)だった。

 午後2時5分現在の株価は69円安の1304円。

提供:モーニングスター社

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