<新興国eye>ベトナム1月日経製造業PMIは50.6―新規受注数50カ月連続増加

新興国

2020/2/5 17:19

 日本経済新聞社および英マークイット・エコノミクスが発表したベトナム1月日経製造業PMI(購買担当者景気指数)は50.6で、19年12月の50.8から0.2ポイント低下した。

 顧客の需要が拡大し、新規受注が50カ月連続で増加し、海外からの受注数も再び増えた。

 新規受注は増加したが、生産量が小幅に減少した。メーカー各社は新規受注への対応で完成品在庫を使用したため、完成品在庫が引き続き減少しており、減少率は直近3カ月間で最高だった。

 メーカー各社は生産向け原材料の購買活動と雇用を強化したことから、雇用と購買活動がともに増加した。

 生産コストの増加を受け、メーカー各社は販売価格を引き続き引き上げたが、引き上げ幅は前月とほぼ同じだった。

 マークイット社の専門家は「20年のベトナム製造業の成長率は7.9%となり、経済成長を促す主な原動力になると期待される」とコメントした。

【筆者:Viet Economic Research&Advisory Corp.(VERAC)】

2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム株・経済情報」「VIETJOベトナムニュース」、「VIETJOライフ」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業約760社の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは70万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査に強み。

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提供:モーニングスター社

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