京セラ、「視覚障がい者歩行支援システム」を開発

株式

2020/2/13 16:00

 京セラ<6971.T>は12日、2月18日から3月19日まで、同社のみなとみらいリサーチセンター1階の共創スペース「クリエイティブファブ」において、視覚障がい者の駅ホームなどでの安全な歩行をサポートする「視覚障がい者歩行支援システム(VAシステム)」の体験コーナーを開設すると発表した。

 近年、視覚障がい者の駅ホームからの転落や列車と接触する事故が多く発生。その有効な対策であるホームドアは、設置費用ならびに既存のホームに追加設置する際の構造面での制約から、設置件数は全体の一部にとどまり、普及までには相当な時間を要するものと言われている。同社では、保有する技術であるRFIDならびに振動・音声による情報伝達技術を組み合わせた「スマート白杖(はくじょう)」と駅ホームや列車の連結部にパッシブRFタグを設置し、「スマート白杖」が同タグの受信範囲に入ると、歩行者に手元の触覚伝達技術を通じて、危険を知らせる仕組みを開発しているという。

 13日の終値は、前日比50円高の7446円。

提供:モーニングスター社

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