17日の債券市場見通し=買い優勢も方向感が定まりにくい展開か

債券

2020/2/17 8:28

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.45円-152.65円、長期国債利回りマイナス0.045%-マイナス0.025%

 17日の債券市場は、買いの優勢の動きも方向感が定まりにくい展開か。

 前週末の米債券市場は上昇した。米景気への先行き懸念に加え、新型肺炎の拡大に伴う中国の景気減速なども買いを促した。「金融緩和的な流れが世界的な潮流になるとの観測も債券買いにつながった」(国内証券)という。

 国内市場では、強含みでスタートする見込み。ただ、プレジデントデ-で、今晩の米国市場が休場となることから、積極的に上値を追う動きは限られそうだ。今週は入札が相次ぐことも上値を抑制する。また、日銀の長期国債買い入れオペが1度しか予定されておらず、需給面からは売り圧力が高まる見通し。

 市場では、「新型肺炎などへの警戒感がくすぶったままで、債券買いが衰えることはない」(国内証券)と指摘する。

提供:モーニングスター社

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