<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年GDP伸び率見通しを2.2%増に下方修正

新興国

2020/2/28 10:41

 ブラジル中央銀行が26日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した中銀の20年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比2.23%増から2.20%増に下方修正された。下方修正は2週連続、1カ月前の予想は2.31%増だった。21年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは154週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の3.22%上昇から3.20%上昇へと改善方向に上方修正された。上方修正は8週連続、1カ月前の予想は3.47%上昇だった。21年の見通しは前週予想の3.75%上昇に据え置かれた。据え置きは63週連続となった。

 20年末時点の政策金利見通しは前週予想の4.25%に据え置かれた。据え置きは4週連続。一方、21年末時点の見通しも前週予想の6.00%に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前は6.25%だった。次回3月6日会合時点の見通しも前週予想の4.25%に据え置かれた。据え置きは16週連続となった。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=4.10レアルから4.15レアルに引き上げられた。1カ月前の予想は4.10レアルだった。21年末時点の見通しも前週予想の4.11レアルから4.15レアルに引き上げられた。引き上げは4週連続、1カ月前の予想は4.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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