FCCが小動き、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は2700円に引き下げ

株式

2020/3/4 16:05

 エフ・シー・シー(FCC)<7296.T>が小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では3日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は2900円から2700円に引き下げている。

 同証券では業績予想を下方修正、あわせて目標株価を2700円に引き下げるとしている。系列外拡販の進展といった中期の強気シナリオは不変であり、21年3月期以降はセクター内で強いトップライン成長が引き続き期待可能とし、株式市場は悲観視しすぎとコメントしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期110億円(前期比30.6%減、従来148億円、会社側計画は135億円)、21年3月期150億円(従来165億円)、22年3月期165億円(同183億円)と試算。20年3月期は、新型肺炎による中国生産15%減、2月28日発表のロックアップクラッチ補償費用25億円を暫定影響として織り込むとしている。21年3月期以降は、世界車両生産前提を引き下げるものの、系列外拡販はGM・フォード向け10ATが引き続き牽引すると予想している。

 4日の終値は、前日比29円安の1886円。

提供:モーニングスター社

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