アインHDが大幅続落、20年4月期の業績予想下ブレを嫌気

株式

2020/3/5 15:55

 アインホールディングス<9627.T>が大幅に3日続落し、850円安の5570円を付けた。4日引け後に20年4月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 20年4月期業績予想は、売上高が3003億3000万円から2932億3000万円(前期比6.4%増)、営業利益が187億円から165億円(同2.7%増)に引き下げられた。主要事業であるファーマシー事業において、大型薬局の積極的な開発出店を推進するとともに、小規模店舗の撤退など拡大戦略の見直しを進めているが、M&A(企業の合併・買収)案件の基準も引き上げたことにより、今期の出店は計画を大きく下回ることとなる。リテール事業においては、今後大きく収益貢献が期待できる店舗の出店ができているが、一時的な出店コストの増加に加え、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減、新型コロナウイルス感染拡大による消費の冷え込みの影響を受けているとしている。

 同時に発表された第3四半期(19年5月-20年1月)決算は、売上高が2200億8500万円(前年同期比8.7%増)、営業利益が124億4700万円(同4.5%増)だった。

 5日の終値は、前日比510円安の5910円。

提供:モーニングスター社

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