米国株式市場:安全資産への資金移動が強まり、NYダウ・ナスダック続落
2020/3/9 7:46
前週末6日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比256.50ドル安の2万5864.78ドル、ナスダック総合指数が同162.977ポイント安の8575.618ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が16億844万株、ナスダック市場が41億7799万株だった。
引き続き、新型肺炎の感染拡大による企業業績への影響が警戒されるなか、リスク資産を縮小し、安全資産とされる米国債などに資金を移す動きが強まった。週末要因も重なり、NYダウは一時890ドルを超える下げをみせる場面があった。2月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比27万3000人増と、市場予想平均の同17万5000人増を大幅に上回ったが、反応は限られた。NYダウ採用銘柄では、JPモルガンやエクソンモービル、ゴールドマン・サックスが値下がり率の上位に入っている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末6日の大阪取引所終値比280円安の2万430円だった。
提供:モーニングスター社
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