富士通、グループの富士通研究所がカナダのQB社とノイズ耐性の高い量子アルゴリズムの共同研究を開始

株式

2020/3/25 16:26

 富士通<6702.T>グループの富士通研究所は25日、カナダのQuantum Benchmark(QB社)と、量子コンピュータの実用化に向けて、ノイズ耐性の高い量子アルゴリズムの共同研究を開始することで合意したと発表した。

 QB社は、量子コンピュータのノイズ診断・対策技術で世界をリードするウォータールー大学のエマーソン教授が設立したベンチャー企業。今回の共同研究では、富士通研究所がこれまで培ってきたAI(人工知能)アルゴリズム開発技術と「デジタルアニーラ」の応用展開で得られた金融・創薬・材料開発などの実問題に関する知見、ならびにQB社が有する量子コンピュータのノイズ診断・対策技術を融合し、実用的な量子アルゴリズムの開発を進める。それにより、金融・創薬・材料などの分野において、現在のコンピュータでは求解が困難な課題の解決を目指す。

 25日の終値は、前日比819円高の9528円。

提供:モーニングスター社

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