住友精化が急落、通期の営業利益予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2020/3/30 15:09

 住友精化<4008.T>が急落。27日引け後に、20年3月期の連結営業利益予想を上方修正したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前週末比163円安の2651円まで値を下げた。

 20年3月期業績予想について、売上高は従来の1000億円(前期比8.8%減)で据え置いたが、営業利益を60億円から75億円(同17.3%減)へ引き上げている。売上高は想定線だが、人民元レートが想定より高く推移したことや原料価格の下落などにより吸水性樹脂事業の収益改善が見込まれることに加え、年明けからの半導体市況の回復によるエレクトロニクスガスの需要増が、ガス・エンジニアリング事業の利益の押し上げに働く。

 30日の終値は、前週末比42円安の2772円。

提供:モーニングスター社

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