京セラが3日続落、大和証は「2」継続、目標株価は7600円に引き上げ

株式

2020/4/3 16:05

 京セラ<6971.T>が3日続落。大和証券では2日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は7200円から7600円に引き上げている。

 22年3月期予想PERは17.8倍と割安感は無いとする一方で、1株当たり金融資産は4900円強と株価の8割をしめている上、純利益は基本的に大きな黒字となっており、資産価値を考慮すれば割安と考え、「2」を継続するとしている。目標株価7600円は、配当金控除前22年3月期末予想BPSの水準から算出されている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、20年3月期1080億円(前期比14%増、従来1060億円、会社側計画は1180億円)、21年3月期990億円(従来1420億円)、22年3月期1270億円(同1540億円)と試算。20年2月以降は最終需要の低迷と人の移動が制限されたことによる営業機会の喪失で収益が伸び悩んだと思われ、特に欧州中心に展開するドキュメントソリューション事業とソーラーは計画比で下ブレ傾向となっていると予想。コロナ影響は中華圏以外の地域で拡大しており、従来は20年3月期のみに反映していた影響が少なくとも21年3月期第2四半期までは影響が残りそうだとコメントしている。

 3日の終値は、前日比62円安の5853円。

提供:モーニングスター社

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