今晩のNY株の読み筋=米3月雇用統計は反応薄か

株式

2020/4/3 17:31

 きょうの米国株式市場は、再び軟調相場に転じるものとみられる。

 きのうは、トランプ米大統領がサウジアラビアとロシアが原油減産で合意するだろうとツイートしたことを受けて原油高となり、株式市場はエネルギー関連を中心に買われた。

 ただ、新規失業保険申請件数が週間で過去最多となるなど、ここへきて新型コロナウイルスの感染拡大の悪影響が色濃く出てきている。きょう発表の3月雇用統計については非農業部門雇用者数の市場予想が前月比10万人減、失業率が同3.8%(前月から0.3ポイント上昇)と相当な悪化を織り込んでいる。同統計は米経済指標の中で最も重要度の高い指標だが、新型コロナウイルスの感染拡大の脅威が止まないだけに、今回は結果の良し悪しにかかわらず株式市場の反応は限定的になるとみられる。

 きのうはトランプ発言で相場が反発したが、買いが持続する公算は小さそうだ。

<主な米経済指標・イベント>

3月雇用統計、3月ISM非製造業景況指数

コンステレーション・ブランズなどが決算発表予定

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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