7日の債券市場見通し=リスク選好で売り優勢の展開か

債券

2020/4/7 8:25

予想レンジ:債券先物中心限月(20年6月限)152.00円-152.25円、長期国債利回りマイナス0.005%-プラス0.020%

 7日の債券市場は、リスク選好で売り優勢の展開か。

 前日の米国市場は、NYダウが1627ドル高と暴騰し、安全資産としての債券の売りが加速した。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大が鈍化しつつあるとの見方が広がり、債券売りにつながった。

 国内市場でも、株高・債券安の動きが強まりそうだ。きょうは政府が緊急事態宣言を発し、緊急経済対策を閣議決定する。

 緊急経済対策は、前日の株式市場で一定程度の織り込んでいることから、きょうの日経平均株価が伸び悩む場面では、円債が過度に売られることはなさそうだ。

 財務省が実施する30年国債入札について市場では、「入札が無難に消化されることで、円債需要の底堅さにつながる」(銀行系証券)との見方。

提供:モーニングスター社

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