CSPが3日続落、大和証は「2」継続、目標株価は4800円に引き下げ

株式

2020/4/23 16:12

 CSP<9740.T>が3日続落。大和証券では22日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は7750円から4800円に引き下げている。

 目標株価4800円は、21年2月期同証券予想連結一株利益205.6円にPER23倍強を適用し算出されている。適用PERは、過去14年の同社ヒストリカルPERにCOVID-19に起因するリスクプレミアムの上昇を反映し、15%程度のディスカウントを付与したものとなっている。

 現時点で、(1)五輪実施時期は延期決定(2)金融機関業績の大幅悪化は想定しづらく、値下げ圧力も限定的――と見られることから、警備セクターはCOVID-19下でも堅調な業績推移が可能な数少ない業界と、同証券ではみているという。テレワークの増加やテクノロジーの進展などによる、中・長期的な「人から機械へ」へのシフト余地も依然大きいと考えるとコメントしている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、21年2月期45億円(前期比6%増、従来58億7000万円、会社側計画は45億円)、22年2月期59億2000万円(従来53億5000万円)と試算している。21年2月期は、従来予想を下回るものの、五輪延期影響、COVID-19に起因する値下げ要請の可能性を勘案すれば、保守的な計画であるとしている。

 23日の終値は、前日比20円高の4050円。

提供:モーニングスター社

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