JALが4日ぶり反落、20年3月期の大幅減益や期末配当予想の無配を嫌気

株式

2020/5/1 16:11

 JAL<9201.T>が4日ぶりに反落し、78円安の1862円を付けた。4月30日引け後、20年3月期の連結決算を発表。大幅な減益だったことや、期末配当予想を無配にするとし、嫌気された。

 20年3月期決算は、売上高が1兆4112億3000万円(前期比5.1%減)、営業利益が1006億3200万円(同42.9%減)だった。2月以降の新型コロナウイルスの感染拡大で、航空業界は甚大な影響を受け、同社の第4四半期(1-3月)の営業損益は195億円の営業赤字だった。4月以降もその影響は日々深刻化し、終息の兆しが見通せない状況にあることから、21年3月期の業績予想は、合理的な数値の算出が困難として、非開示としている。

 今後需要低迷がしばらく継続することも想定したキャッシュ・フロー管理を徹底し、手元流動性の確保を最優先することが最善であると判断し、期末配当予想を従来の55円から無配(前期実績55円)にするとした。

 1日の終値は、前日比62.5円安の1877.5円。

提供:モーニングスター社

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