東洋紡が4日続伸、新型コロナウイルス検出キットが公的医療保険適用の対象に

株式

2020/5/13 16:15

 東洋紡<3101.T>が4日続伸し、66円高の1526円を付けた。同社は12日、販売する新型コロナウイルス検出キット「SARS-CoV-2 Detection Kit」が、国立感染症研究所が作成した「病原体検出マニュアル 2019-nCoV」に準じた方法に該当し、公的医療保険適用の対象となったと発表、材料視された。

 同社によると、同キットはこれまで2時間半以上かかるのが一般的だったPCR法による新型コロナウイルスの抽出から検出・測定まで最短60分以内で実現する。同社独自の遺伝子増幅酵素(特許出願中)を採用し、検体から遺伝子を抽出・精製する工程を省略できるという。また、増幅・検出工程に用いる試薬の配合を調整し酵素の働きを最適化させることで、遺伝子の増幅にかかる時間を従来の約半分に短縮したとしている。

 13日の終値は、前日比29円高の1489円。

提供:モーニングスター社

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