14日の債券市場見通し=堅調な展開か

債券

2020/5/14 8:32

予想レンジ:債券先物中心限月(20年6月限)152.25円-152.45円、長期国債利回りマイナス0.025%-マイナス0.005%

 14日の債券市場は、堅調な展開か。

 前日の米国債は上昇し、NYダウは大幅な下げとなった。「パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演で、米景気の先行き不透明感や下振れリスクを強調したことで債券買いにつながった」(国内証券)という。

 国内市場でも、株安・債券高の流れとなりそうだ。各地で経済活動の再開の動きが広がるなか、「経済回復への期待感よりも、新型コロナ『第二波』への警戒感が強く、株価の先行き楽観見通しが強まることはないだろう」(銀行系証券)との見方。財務省が実施する30年国債入札は、超長期国債への一定の重石となりそうだが、中長期国債を中心に底堅い展開が崩れる懸念は低い。

提供:モーニングスター社

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