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＜新興国ｅｙｅ＞ブラジル中銀週報：２０年ＧＤＰ見通しを５．８９％減に下方修正

新興国

2020/5/26 10:41

　ブラジル中央銀行が２５日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の２０年実質ＧＤＰ（国内総生産）の見通しは前週予想の対前年比５．１２％減から５．８９％減に下方修正された。下方修正は１５週連続、１カ月前の予想は３．３４％減だった。また、２１年の見通しは前週予想の３．２０％増から３．５０％増に上方修正された。１カ月前の予想は３．００％増だった。

　２０年末時点の政策金利見通しは前週予想の２．２５％に据え置かれた。１カ月前の予想は３．００％だった。一方、２１年末時点の見通しは前週予想の３．５０％から３．２９％に引き下げられた。１カ月前は４．２５％だった。次回６月１６－１７日の政策金融決定会合時点は２．２５％に据え置かれた。１カ月前は３．００％だった。

　ＩＰＣＡ（拡大消費者物価指数）で見た２０年のインフレ見通しは前週予想の１．５９％上昇から１．５７％上昇へと改善方向に上方修正された。上方修正は１１週連続、１カ月前の予想は２．２０％上昇だった。２１年の見通しも前週予想の３．２０％上昇から３．１４％上昇に上方修正された。上方修正は４週連続、１カ月前の予想は３．４０％上昇だった。

　為替レートの見通しは、２０年末時点の見通しが１ドル＝５．２８レアルから５．４０レアルに引き上げられた。引き上げは２週連続、１カ月前の予想は４．８０レアルだった。２１年末時点の見通しも前週予想の５．００レアルから５．０３レアルに引き上げられた。引き上げは１０週連続、１カ月前の予想は４．５５レアルだった。

＜関連銘柄＞

　ボベスパ<1325.T>、ｉＳエマジン<1582.T>、上場ＭＳエマ<1681.T>、

　ｉＳ新興国<1362.T>、上場ＥＭ債<1566.T>

提供：モーニングスター社

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