「バーチャル展示会」関連、シャノンやTOW急騰、株式新聞が取り上げ

株式

2020/5/27 9:43

 シャノン<3976.T>が一時前日比10.6%高の1850円まで買われたほか、テー・オー・ダブリュー(TOW)<4767.T>も高い。新型コロナウイルスの感染拡大で、展示会などのイベントがオンライン化する流れを取り込む期待があるとして、株式新聞が27日付1面で取り上げている。

 日本最大のIT見本市「シーテック」は今年、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴いオンラインで開催されることが決まった。いわゆる「ウィズ・コロナ(新型コロナとの共生)」の時代の販促活動の一形態として、インターネットによる「バーチャル展示会」への注目度が高まりつつある。

 イベント企画のTOWによれば、「(新型コロナに対応し)広告代理店が相当な勢いでオンライン化に舵(かじ)を切っている」(梶岡二郎取締役兼執行役員)。同社はこうした流れの中で、展示会などのバーチャル需要を取り込み、厳しい事業環境を乗り切る構えだ。同業の博展<2173.T>も、ネット上でアバター(分身)を使ったバーチャルイベントの開催などを提案している。

 同紙が新興市場の注目銘柄として紹介したのがシャノン。3D(3次元)画像や実写によるバーチャル空間を実現するイベントサービスを手掛け、4月だけでも引き合いが100件以上あったと同紙は伝えている。このほか、2009年からバーチャルイベントサービスを展開しているアイティメディア<2148.T>や、オンラインでの基調講演に絡みJストリーム<4308.T>も取り上げた。

提供:モーニングスター社

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