<米国株情報>デルタ航空とユナイテッド航空、中国路線再開に暗雲―米中対立激化が航空業界にも波及か

株式

2020/5/27 10:21

 デルタ航空<DAL>とユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス<UAL>の航空大手2社の中国路線の運航再開に暗雲が立ち込めていると、経済専門オンラインメディア、CNNマネーなどが25日までに伝えた。

 両社は米政府が米中間の往来を制限したことで需要が減少した中国路線の運航を停止しているが、6月上旬からの再開を目指し、中国の航空当局である中国民用航空局(CAAC)にフライト許可を申請している。ただ、CAACは2社に対し、フライト許可申請に対する回答を示していない状況といい、最近の米中関係の悪化が航空業界にも波及したとの見方がある。

 CAACは当初、外国航空会社に対し、3月中旬の運航スケジュールをベンチマークにして運航便数を申請するよう求めていた。ただ、中国国内の第2波の感染拡大を防ぐためとして、ベンチマーク方式を廃止し、週1便を上限とするよう通告している。

 米運輸省は米国の航空会社の運航権を損なうもので、米中両国間の航空サービス協定に違反するとして態度を硬化。22日、中国の航空各社に対し、米国路線に関する情報の提出を求めた。米国は中国航空各社に制裁措置を講じる可能性があるとしており、中国側もこうした措置に強く反発している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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