今晩のNY株の読み筋=米中対立激化、戻り売りに注意

株式

2020/5/28 17:17

 きょうの米国株式市場は、神経質な展開か。

 きのうの米国株式市場は、経済活動再開への期待感の高まりを背景に主要3指数がそろって上昇した。一方、きょうのアジア時間では、中国政府が全人代(全国人民代表大会)で香港市民の基本的人権に制限を設ける「国家安全法制」を導入する決定を採択。リスクオンムードが一服しそうだ。

 日米欧などでは経済活動再開への期待感が高まり、株式市場をサポートしている。一方、中国が香港を抑制する動きに対し、米国は中国に制裁を科す構えをとるなど、両国対立の激化が懸念される。

 NYダウは3月10日以降2万5000ドルを割り込み推移していたが、きのうは久しぶりに2万5000ドル台に再浮上した。米中対立の激化懸念が戻り売りを誘発する展開には気を付けたい。

<主な米経済指標・イベント>

1-3月期GDP(国内総生産)改定値、4月耐久財受注、4月中古住宅販売仮契約、7年国債入札

ダラー・ゼネラル、ダラー・ツリー、コストコホールセール、セールスフォース・ドットコム、ヴイエムウェア、デル・テクノロジーズなどが決算発表予定

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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