新電元が急落、20年3月期の期末一括配当予想を減額

株式

2020/5/29 16:07

 新電元工業<6844.T>が急落し、295円安の2700円を付けている。28日引け後、20年3月期の連結決算を発表。期末一括配当予想の減額を明らかにし、嫌気された。

 20年3月期決算は、売上高が941億円から929億6500万円(前期比1.8%減)に下ブレし、最終損益が14億円の黒字から41億5600万円の赤字(前期は38億7600万円の黒字)に転落した。売上高は、主に半導体市況の低迷が想定以上に続いたことが影響。最終損益は、繰延税金資産を取り崩し法人税等調整額を計上したことや、福利厚生施設の減損損失などを計上したことが響く。

 期末一括配当予想は、業績予想の下方修正を受け従来の125円から62.5円(前期実績125円)に減額するとした。

 28日の終値は、前日比295円安の2658円。

提供:モーニングスター社

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