第一三共、「DS-1062」と「キイトルーダ」の臨床試験で米メルク社の子会社と契約

株式

2020/6/1 16:35

 第一三共<4568.T>は1日、「DS-1062」(TROP2に対する抗体薬物複合体)と「キイトルーダ」(免疫チェックポイント阻害薬)との併用療法を評価する臨床試験の実施に関する契約を、米メルク社の子会社と締結したと発表した。

 今回の契約に基づき、同社は、活性化遺伝子異常のない進行・転移性非小細胞肺がん患者を対象とした両剤併用の第1相臨床試験を実施する。同試験は2つのパートからなり、パート1(用量漸増パート)では、「DS-1062」の投与量を段階的に増やしながら安全性と忍容性を評価し、最大耐用量と推奨用量を決定する。パート2(用量展開パート)では、両剤併用の推奨用量での安全性と忍容性を評価。主要評価項目は両剤併用における最大耐用量、推奨用量での安全性と忍容性で、副次評価項目は客観的奏効率などで、日米において約60名の患者を登録する予定としている。

 1日の終値は、前週末比比579円安の9506円。

提供:モーニングスター社

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