4日の債券市場見通し=下落の展開か

債券

2020/6/4 8:28

予想レンジ:債券先物中心限月(20年6月限)151.90円-152.10円、長期国債利回り0.005%-0.020%

 4日の債券市場は、下落の展開か。

 前日の米国債は続落。米経済回復への期待感が強まり、NYダウが2万6000ドル台を回復するなど、債券市場には逆風となった。

 市場では、「こう着感の強かった米長期金利が、久々の動きを上昇方向に見せたことは、円債相場にとって一定の重しになるだろう。国内でも円安・株高傾向の継続が見込まれ外部環境は逆風だ。売り先行で始まりそうだ」(銀行系証券)という。

 財務省が実施する30年国債入札は、「順調な結果になる」との指摘が多い。超長期国債の利回りがこのところ上昇(価格は下落)しており、相対的に割安な状態となっているためだ。入札後は、円債の売りにも一巡感が強まりそうだ。

提供:モーニングスター社

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