日空ビルが軟調、20年3月期の連結決算は大幅な減益で着地

株式

2020/6/5 16:03

 日本空港ビルディング<9706.T>が軟調に推移し、150円安の4970円を付けた。4日引け後、20年3月期の連結決算を発表。大幅な減益で着地し、嫌気された。

 20年3月期決算は、売上高が2497億5600万円(前期比8.7%減)、営業利益が98億9200万円(同56.0%減)だった。新型コロナウイルス感染症の流行で、中国などで団体ツアーの禁止や航空便の減便などが相次ぎ、訪日客数は大きく減少。3月には、感染症の影響が世界的に拡大し、多くの国で海外渡航制限や外出禁止等の措置が取られたことによる訪日客数の減少が大きかった。

 21年3月期業績予想は、新型コロナウイルス感染症による影響を適正かつ合理的に算定することは困難とし、未定としている。

 5日の終値は、前日比20円安の4970円。

提供:モーニングスター社

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