17日の東京株式市場見通し=上値の重い展開となりそう

国内市況

株式

2020/6/17 7:47

 予想レンジ:2万2300円-2万2700円(16日終値2万2582円21銭)

 17日の東京株式は、きのう16日の大幅反発の反動から、上値の重い展開となりそうだ。現地16日の米国株式は3日続伸となったものの、きのうの大幅反発は時間外取引で米株価指数先物が上昇し、16日の上げを先取りする格好となっていただけに、戻り待ちの売りに押される場面もありそう。引き続き、時間外取引での米株価指数先物の動きには注意したい。また、北朝鮮は16日、同国の開城にある南北共同連絡事務所を爆破したと発表。朝鮮半島の不安定化を警戒し、防衛関連銘柄の一角に思惑的な物色が向かう場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(16日終値は107円32-33銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同121円51-55銭)と円高方向に振れている。

 16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>、日産自<7201.T>などが、16日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比15円安の2万2345円だった。(高橋克己)

 17日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 5月貿易統計

・16:15 5月訪日外客数

・国会会期末

【海外】(時間は日本時間)

・21:30 米5月住宅着工件数・建設許可件数

・米20年国債入札

・ブラジル中銀政策金利発表

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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