大同工が急落、20年3月期決算で最終損益が赤字に転落

株式

2020/6/19 10:47

 大同工業<6373.T>が急落し、一時20円安の663円を付けている。18日引け後、20年3月期の連結決算を発表。最終損益が赤字に転落し、嫌気された。

 20年3月期決算は、売上高が475億1000万円(前期比0.1%減)、最終損益は19億2000万円の赤字(前期は8億4400万円の黒字)だった。生産効率の改善やコスト削減を進めたが、鋼材価格などの高騰や新興国通貨の下落による輸入品コストの上昇、為替差損発生の影響などを受けた。最終損益は、同社および海外連結子会社(インド、ベトナム、フィリピンなどの各拠点)の固定資産について、足元の新型コロナウイルス感染症拡大の影響も含め将来の回収可能性を検討、減損損失として19億5700万円を計上したことが響いた。

 21年3月期業績予想については、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響を、現時点では合理的に算定することが困難とし、未定としている。

 午前10時45分時点の株価は、前日比13円安の670円。

提供:モーニングスター社

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