クミアイが急騰し年初来高値を更新、第2四半期の減益率が大きく低下

株式

2020/6/22 14:34

 クミアイ化学工業<4996.T>が急騰。19日引け後の決算発表で、20年10月期上期(19年11月-20年4月)の連結営業利益は2ケタ減益だったが、第2四半期(2-4月)に限ると減益率が大きく低下したことが材料視された様子。株価は前週末比135円高の1025円まで値を上げ、1月7日の年初来高値1014円を更新している。

 20年10月期上期は、売上高583億8300万円(前年同期比0.1%減)、営業利益49億7100万円(同11.3%減)。畑作用除草剤「アクシーブ剤」が堅調に推移し、水稲用除草剤「エフィーダ剤」は好調だったが、一部化成品の減少で、減収・2ケタ減益に。ただ、第2四半期に限ると、「農薬及び農業関連」が売上高270億6100万円(同1.6%増)と、第1四半期(19年11月-20年1月)の同1.3%減収から増収に転じており、連結営業利益は33億5900万円(同3.5%減)と、第1四半期の同24.2%減益から減益率を低下させている。

 午後2時33分現在の株価は125円高の1015円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ