ソレイジア、モーニングスターが想定株価レンジを引き上げ

株式

2020/7/2 9:16

 がん領域がメーンのバイオベンチャー、ソレイジア・ファーマ<4597.T>が小幅安。モーニングスターは2日付レポートで、大型製品候補と目される末梢性T細胞リンパ腫(しゅ)治療薬「SP-02」などプロダクトの将来価値に対し時価は評価不足として、想定株価レンジを650-800円(前回19年7月12日付のレンジは300-440円)に引き上げた。「オーバーウエート」(強気)は継続。

 レポートでは、最終試験を終了した「SP-02」の結果が良好なものとなり、がん患者の多い欧州、米国、中国などに販路を持つ製薬会社への権利導出(ライセンスアウト)案件が20年12月期中にもまとまる公算が大きく、会社予想レンジの上限を上抜ける可能性が高いとしている。

 また、中期的に中国エリアでの自社販売を視野に入れている成長性を評価している。「SP-02」のピーク売上はすでに上市した2製品「Sancuso」(がん化学療法に伴う悪心・おう吐を抑制する貼付剤)、「episil」(化学療法などに伴う口内炎のとう痛緩和の口腔用液)のピーク売上合計に匹敵する大型製品となる可能性があるという。

 午前9時11分時点の株価は7円安の195円。

提供:モーニングスター社

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