TDKが続落、岩井コスモ証は「B+」・目標株価1万1900円に引き下げ

株式

2020/7/2 15:55

 TDK<6762.T>が続落。岩井コスモ証券では1日付で、投資判断を「A」(強気)から「B+」(やや強気)に、目標株価を1万4000円から1万1900円に、それぞれ引き下げている。

 20年3月期決算は、第4四半期(20年1-3月)の赤字が響き、営業利益が1000億円を下回る着地となり、「新型コロナによる世界経済の停滞で自動車や産業機械向けが停滞」したと指摘。「中期的には潜在成長性は高いものの、業績底打ちには時間」とし、投資判断、目標株価を引き下げるとしている。株価は3月安値から6割弱上昇し割安感が減少していることもあり、目先の上値は限定されると考えているという。

 中国での自動車生産は4、5月に急回復したものの、EVやPHEVについては依然として低調であり、補助金復活もあわせ、今後の動向を見極める必要がありそうだとしている。同証券では、連結営業利益について、21年3月期700億円(前期比28%減、会社側計画は700億円)、22年3月期1000億円と試算している。

 2日の終値は、前日比230円安の1万300円。

提供:モーニングスター社

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