三菱重工、グループのMHPSが高砂工場構内に新たに建設した設備で長期実証運転を開始

株式

2020/7/3 7:33

 三菱重工業<7011.T>グループの三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は1日、高砂工場(兵庫県高砂市)構内に新たに建設した実証設備複合サイクル発電所第2号発電設備において、発電設備としての機能確認をすべて完了し、同日から長期実証運転を開始したと発表した。

 MHPSでは、新開発技術の検証と発電プラントとしての機能確認が完了したことから、次のステージとして、地域の電力網に接続された状態で、実際の火力発電所と同じ運用を行いながら、長期的な信頼性検証を行うという。今後の運転では、ガスタービンや蒸気タービンなどのハードウエアの検証に加え、デジタルソリューション「MHPS-TOMONI」に搭載された各種アプリケーションを用いて、発電プラント運用の最適化についての検証も進め、将来的には、自動自立運転の実現を目指すという。

 2日の終値は、前日比31.5円高の2525.5円。

提供:モーニングスター社

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