<米国株情報>米ターゲット、1時間当たり最低賃金を15ドルに引き上げ―半年繰り上げ実施

株式

2020/7/7 10:11

 米小売大手ターゲット<TGT>は5日、予定より半年早く、1時間当たりの最低賃金を従来の13ドルから15ドルへ引き上げた。

 同社は17年9月、最低賃金を11ドルに引き上げた際、20年末までに最低賃金を15ドルに引き上げる方針を明らかにしていた。その後、段階的に19年6月から最低賃金を13ドルに引き上げている。

 同社のブライアン・コーネルCEO(最高経営責任者)は、今回の最低賃金の引き上げについて、「(新型コロナの感染爆発の)厳しい時代に従業員チームは素早く対応し、驚くほどの強靭性を示した」と述べている。

 最低賃金の引き上げの背景には、小売大手各社は雇用市場がタイトのため、労働者の確保が困難になっていることがある。また、最低賃金の引き上げを巡って、小売業界の労働者が15ドルへの引き上げを要求するキャンペーン「ファイト・フォー・15ドル」が広がりを見せていることもある。

 現在、連邦政府が決めている最低賃金は7.25ドルだが、金額は州によって異なり、ニューヨークと首都ワシントンDCはすでに最低賃金を15ドルとしている。また、カリフォルニア州も23年までに15ドルに引き上げる方針を決めている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ