ファミマがストップ高カイ気配、差し引き約6700万株の買い物、伊藤忠がTOBで完全子会社化へ

株式

2020/7/9 9:54

 ファミリーマート<8028.T>(監理)が400円ストップ高の2154円カイ気配。午前9時50分時点で差し引き約6700万株の買い物となっている。伊藤忠商事<8001.T>が8日引け後に子会社を通じて、傘下の同社に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化すると発表。TOB価格の1株2300円にサヤ寄せする形で大量の買い物を集めている。

 買い付け期間は7月9日から8月24日までで、TOB終了後に上場廃止となる。伊藤忠は現在50.1%の株式保有比率を100%に引き上げた後、4.9%を全国農業協同組合連合会(JA全農)と農林中央金庫に譲渡する。

 なお、同時に発表されたファミマの21年2月期第1四半期(20年3-5月)の連結決算(IFRS基準)は、営業収益が1117億6300万円(前年同期比15.9%減)、事業利益が89億8300万円(同54.0%減)だった。通期業績予想については、営業収益が5190億円から4600億円(前期比11.0%減)、事業利益が850億円から570億円(同11.7%減)に修正された。

提供:モーニングスター社

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