<新興国eye>トルコ4月失業率は12.8%―3カ月連続で低下

新興国

2020/7/13 11:12

 トルコ統計局が10日発表した4月失業率(季節調整前)は12.8%と、3月の13.2%を下回り、3カ月連続で低下した。

 同国の失業率は19年の1月と2月の14.7%をピークに低下傾向にある。同6-8月は3カ月連続で上昇したが、同9-11月は3カ月連続で低下した。同12月(13.7%)から再び上昇に転じ、20年1月(13.8%)まで2カ月連続で上昇したが、2月(13.6%)から低下傾向を示している。

 このうち、非農業部門の失業率は14.9%(3月は15.0%)となった。

 年代別では15-64歳が13.1%(3月は13.5%)となったのに対し、15-24歳の若年層は24.4%(同24.6%)と突出している。

 失業者数(15歳以上)は前年比42万7000人減の377万5000人となった一方で、雇用者数は同258万5000人減の2561万4000人と大幅に減少した。雇用率も前年比4.9ポイント低下の41.1%(3月は42.0%)となった。

 セクター別の雇用者数構成比は、サービス業が全体の56.7%(3月は57.6%)と最も高く、次いで製造業の20.9%(同21.1%)、農業の17.5%(同16.4%)、建設業の4.9%(同4.9%)となった。

 労働市場参加率は47.2%(3月は48.4%)だった。

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 iS新興国<1362.T>、上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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