サカタのタネが急落、営業利益が計画未達で2ケタ減益を予想

株式

2020/7/14 14:41

 サカタのタネ<1377.T>が急落。13日引け後の決算発表で、20年5月期の連結営業利益が計画未達で、21年5月期に2ケタの減益を見込んだことが嫌気された様子。株価は前日比280円安の3035円まで値を下げている。

 20年5月期は、売上高616億6700万円(前期比1.7%減)、営業利益74億8200万円(同3.1%減)。「国内卸売事業」は営業利益51億7600万円(同5.1%増)と増益を確保したが、「海外卸売事業」がドル、ユーロの主要通貨に加え、新興国通貨の下落による円高の影響などから営業利益が111億1900万円(同4.3%減)にとどまり全体の重しに。連結営業利益は従来予想を2億1800万円下回った。

 続く21年5月期は、売上高617億円(前期比1.6%減)、営業利益60億円(同19.8%減)を計画。新型コロナウイルス感染症に関して、5月現在の各地域の状況が9月まで継続し、その後、同期後半にかけて徐々に沈静化することを前提としている。

 午後2時39分現在の株価は235円安の3080円。

提供:モーニングスター社

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