デサントが4連騰、未定としていた21年3月期は営業増益・最終黒字転換見通し

株式

2020/7/16 16:14

 デサント<8114.T>が4連騰し、174円高の1883円を付けた。15日引け後に未定としていた21年3月期第2四半期(20年4-9月)および通期業績予想を発表、通期では営業増益・最終黒字転換見通しを示し、買い気が高まった。

 21年3月期業績予想は、売上高が1010億円(前期比18.9%減)、営業利益が5億円(同31.9%増)と増益転換を見込む。売上高では、国内外においての新型コロナウィルス感染拡大の影響が一定期間にわたり継続する想定としていることや、前年度において赤字体質の欧米子会社の休止および譲渡等を行ったことにより、減収となる見通し。一方、営業利益は、赤字体質の欧米子会社の休止・譲渡等による固定費の減少や、継続的な取組みによる広告販促等の販管費の削減を見込み、利益を底上げする。最終損益については、中国における合弁会社の再編に伴い、持分変動差額(特別利益)約40億円を計上することなどで、50億円の黒字(前期は24億8100万円の赤字)に浮上する見通し。

 16日の終値は、前日比97円安の1806円。

提供:モーニングスター社

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