東洋紡、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症の遺伝子検査試薬で製造販売承認を取得

株式

2020/7/17 16:48

 東洋紡<3101.T>は17日、Clostridioides difficile(クロストリディオイデス・ディフィシル)感染症(CDI)向けに、最短約30分で対象遺伝子の検出が可能な、全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」専用の検査試薬「ジーンキューブ C.difficile」を開発、6月24日に製造販売承認を取得したと発表した。

 CDIは、抗菌薬の使用に伴って正常な腸内細菌のバランスが崩れることで生じる、抗菌薬関連下痢症・腸炎。今回、製造販売承認を取得した「ジーンキューブ C.difficile」は、同社独自の高速遺伝子増幅法と専用の前処理キットを活用し、簡易的な前処理を行った便検体から最短約30分でCDIの原因菌であるC.difficileが産生する毒素遺伝子(トキシンB)の検出が可能という。今後、9月下旬から、医療機関や検査施設向けに販売を開始するとしている。

 17日の終値は、前日比17円安の1542円。

提供:モーニングスター社

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