<米国株情報>J&J、新型コロナワクチンの第3相試験を9月に前倒し

株式

2020/7/20 10:22

 日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ>は16日、新型コロナウイルスに対するワクチンの第3相臨床試験を予定より早め、9月中に開始する計画を明らかにした。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが伝えた。

 J&Jのであるポール・ストフェルスCSO(最高科学責任者)が20年12月期第2四半期(4-6月)の決算発表の中で示したもので、20-24日の週に米国とベルギーで、1045人の治験者(18-55歳と65歳以上)を対象に第1相試験を実施し、その後、第2相試験をオランダ、スペイン、ドイツに拡大して行う計画。第3相試験の結果は年末か年明けに公表される見通し。ワクチンの有効性と安全性が確認されれば、21年4月までに6億-9億本のワクチンを生産することが可能とし、21年中に全世界向けに10億本を供給するとしている。

 WHO(世界保健機関)によると、現在124種類の新型コロナワクチンの開発が進められているが、バイオ医薬品大手モデルナ<MRNA>、医薬品大手ファイザー<PFE>、英製薬大手アストラゼネカ<AZN>が先行しており、J&Jは出遅れている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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