日医工が急騰、ステロイド薬「デキサメタゾン」が新型コロナウイルス感染症の治療薬として認定される

株式

2020/7/22 11:03

 日医工<4541.T>が急騰し、一時80円高の1318円を付けている。厚生労働省は21日、重症感染症や間質性肺炎などの薬として国内で承認を取得しているステロイド薬の「デキサメタゾン」について、新型コロナウイルス感染症の治療薬として認定したと発表、材料視された。

 同剤は、英国の大規模臨床研究において、新型コロナウイルス感染症患者のうち、酸素投与などが必要ない軽症の患者に対しては効果がなかったものの、人工呼吸器の装着が必要な患者とそれ以外で酸素投与が必要な患者のそれぞれの死亡率を下げたという。同剤は、すでに重度の感染症や肺炎の治療薬として承認を取得していることから、新たな承認の手続きは不要で、治療薬としては5月に特例承認された「レムデシビル」に続き2例目となる。

 午前11時1分時点の株価は、前日比56円高の1294円。

提供:モーニングスター社

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